漂着ゴミ問題の取材に同行させていただきました。

7月某日。
ダイビングに携わる者なら名前を知らないわけがない。
水中写真会の超有名カメラマン、鍵井靖章氏からご連絡をいただいた。

『そう君、岩田功次さんって知ってる?』

存じ上げなかった。

愛媛県八幡浜市を拠点に海の漂着ゴミを拾う活動をされているE.Cオーシャンズのいう団体の代表理事をされている方だった。

「トヨタ環境活動助成プログラム」この活動を知った鍵井さんが、一度生で見てみたいと思い取材に来られるとのこと。
『愛媛県の活動だから、繋がっていたらいいんじゃない?』とご厚意でお誘いいただいた。
僕がタイにいてダイビングのプロになった2006年には既に水中写真会の第一線で活躍され、タイにも取材にお越しいただいていた憧れの人(当時僕はただの下っ端スタッフ)。

八幡浜市を拠点に一泊二日の取材旅。
もちろん二つ返事で同行させていただくことになった。
もちろん、愛媛の漂着ゴミにも興味はあった。

取材当日の朝。松山空港にて鍵井さんをお出迎え。

曇りの予報だったが快晴。さすがである。

到着後、すぐ八幡浜市へ。10時過ぎに到着。
岩田さんはすでに船を準備し八幡浜港で待っていてくださった。

2日しかない取材日程。挨拶もそこそこに早速準備。
漂着ゴミにも、浮くもの、沈むものがあり、場所によってごみの種類は様々。
まず八幡浜港内を潜らせていただくことになった。

港湾内である上に連日の雨もあり、なかなかの透明度・・・
空き缶やタイヤなどが多い。
港湾内は遠くからの漂着ゴミよりは、心無い人のポイ捨てが多いのだろう。
なかには家電製品もあった。
その後、佐田岬のほうへ移動し海岸線の漂着ゴミを見せていただく。

道の駅や案内看板に立ち寄り場所の説明をしてくださる岩田さん


衝撃の光景。漂着ゴミの現場。
拾っても拾っても、海に乗って流れてくるそうだ。

岩田さんの説明を聞く鍵井さん。

岩田さんの熱い思いが伝わってくる。

場所を変えて何か所か、ごみが集まる光景を紹介いただいた。
先日まであった漂着ごみも数日後に行くと無くなっていることも多いそうだ。
潮が満ちた時に再度海に流され、また違うところに流れ着くのだろう。
その間にプラスチックやビニール、発泡スチロールは少しずつ削れて、回収困難なマイクロプラスチックになる。
大きなゴミの下に滞積する細かく砕けた発泡スチロールやプラスチック


場所によってはこんな細かいゴミが数十センチも堆積している場所も見せていただいた。

漂着ゴミの海岸を数か所ご紹介いただき、最後は三崎漁港にてダイビング器材を背負う。
海を漂うゴミのを水中から撮影し、この日の撮影を終えた。

器材を洗える場所を相談すると、岩田さんのつながりで港のすぐそばの民宿大岩さんが水道とお風呂まで!ご厚意で貸してくださった。
海を一望できる大浴場からの眺めは最高だった。
今度は遊びにきてゆっくりお風呂やお料理を楽しみたい。

佐田岬から八幡浜へ戻り、岩田さんのご予約してくださったお店で懇親会。
浜味館あたご様、遅くまでありがとうございました。ごちそうさまでした。

明日は朝から船で宇和島方面へ向かいます。

明日へ続く。。。

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